元々丸ダイヤと角ダイヤが2石ずつの4石のネックレスをお持ちだったお客さまからどうも中途半端で使い勝手が悪いので3石にしたいというご依頼を受けました。そこで一つ外したこちらのダイヤは一粒でも十分な大きさ(0.34ct)でしたのでこのようなペンダントトップに加工させて頂きました。実ははじめお客さまからご提示頂いたデザインはキャスト枠で加工された全体に丸みを帯びたタイプの物でした。何とか送って頂いた画像に近い物に仕上がるように途中作り直したりしながら頑張ったのですが、残念ながらどうしてもお客さまのイメージとは違うということで、ご相談を重ねた結果こちらの超シンプルなダイヤの美しさを前面に押し出したデザインへのリフォーム加工に変更になりました。
例えばお客さまから画像を送って頂き、こんな感じで作ってください!とご依頼を頂くとします。でもその一枚の画像から受ける印象は人によって捉え方が違う物だと言うことを今回の加工で思い知りました。こちらが思い描くものとお客さまの頭の中のイメージとはほんの少しなのだと思うのですがどこかが決定的に違ってしまうことがあるということ。それが何なのかが分かれば対処方法もあるのですが、お客さまも言葉で伝える自信がないとのこと、なかなか悩み多きリフォームとなりました。
ちまたに溢れているデザイン物のジュエリーは殆どがキャスト枠で量産された物で、これはどんな流線型のデザインもいとも簡単に加工できる工法です。が、私どものような地金の塊をやすりやのこぎりなどを使って加工する鍛造職人にとってはその様に何でも自由自在に加工できるわけではありませんので、そこのところをご理解頂けましたら大変助かります。
こちらのお客さまには最終的にはご納得頂けたので、本当に胸をなでおろした次第です!

Home Back