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知れば納得!サイズ直しの仕組み

たかがサイズ直し、されどサイズ直し
皆さん サイズ直しって簡単そうで実はとても技術を要するものだということをご存知ですか
指輪の幅・石の有り無し・極端に大きくする・反対に小さくする・元の指輪の作りの出来具合、それらによってその手間は膨大なものになることがあるのです

ここでは、手順を追ってサイズ直しの仕組みをご紹介しましょう
これを見れば、疑問も消え、うぅ〜ん、そうだったんだ!と唸ること間違いなしです

〈シンプルリングを大きくする場合

幅が一定のリングのサイズを 大きくしてみましょう 小さくする時は地金をはさまず、慎重に大きさを窄めます
あとの工程は同じです
まず、指輪の正面から丁度反対側を中心にして切断して広げます もし元の指輪の作りが粗悪なとき、この時点で、す(地金の中に出来た空洞)がでてきますので、それを補修しなければいけません
広げて出来た空間に大きくする分だけ(1号でおよそ1ミリ)の地金をはさみます 極端に大きくまたは小さくする時、元の指輪の地金自身にバネ状の力がかかり、難しい仕事となります
指輪が太ければ太いほどその力は強いです
はさんだ地金と指輪の間、4ヶ所(または2ヶ所)にロー(溶接するための地金)を置き、特殊溶剤をぬります ローとは指輪の地金よりも融点の低い、溶接するために作られた地金の事で、指輪自身が溶けないようにしています
およそ1ミリ四方のローに酸素で圧をかけた炎(約千度)をあて溶かし、地金と指輪の間を埋めます 炎の温度は序じょに上げていかないとローが吹き飛んでしまいます
溶接された地金を削り、幅を合わせます 何種類ものやすり、紙やすりなどを使って丁寧にあわせていきます
炎をあてたり、削ったりして輝きを失った地金を研磨して仕上げます この時に使う機械は、実はあの歯医者さんでウィ〜ンウィ〜ンいわせているのと同じ物なのです
いくつもの工程を経て、仕上げていきます



〈幅広のファッションリングの場合〉

お手元にある幅広のファッションリングを見てみてください
なかにはそうではない物もありますが、大抵の場合、次の様に内側部分は腕が細くなっています


そして、この一番腕の細くなった部分で
サイズ直しをする事になるわけです


つまり、サイズを大きくすればするほど一番細い地金部分が長くなってしまい、
「サイズ直しに出したら、ものすごく細くなって帰ってきた?!」という事になってしまうわけです
もし、どうしてもこの事態を避けたければ方法が無いわけではありません



元の細くなった地金部分を大目にカットしてしまい
                               
大きな地金をたしてすり合わせるのです


でも、この方法をとると、一目瞭然、サイズ直しの工賃は跳ね上がってしまうのがおわかり頂けますね
地金も沢山使いますし、また、指輪の正面に近いところでの作業は、もし石(exダイヤ・サファイヤなど)が指輪に入っている場合その石が炎で焼けてしまう恐れや、デザインにひびいてしまう恐れがでて大変な作業になるのです



このような一連の仕事の流れをご理解頂いた上で、ご自分の望まれる修理を
ご依頼頂ければ何よりです
これは、もちろんリフォームやオーダーのときにも言えることです

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